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日本でもっとも安心して通える歯医者さんのウェブサイト制作をお寿司に例えてみる。

Planning Design Illustration Movie Development Photo Writing

日本でもっとも安心して通える歯医者さん、京都市北区にあるほりべ歯科クリニック様のウェブサイトを制作させていただいた。


今日は、そのお礼ということで院長先生がお寿司をご馳走してくれるのだ。まぎれもなく、ここ半年で一番のイベントだ。


頑張った甲斐があった。このお仕事は、そのボリュームや勝手なこだわりが発動したため、ヒトト製作所史上トップ5に入るほどハードなお仕事だった。


頑張ったぶん完成した時の充実感もひとしおだ。そのご褒美として1000年以上も前から存在する言われる日本の宝「寿司」にありつける日がついにやってきたというわけだ。


シンプルな料理がゆえに素材の品質と大将の腕前によって、天と地ほどの味の差が生まれる。それが「寿司」。


指定の場所に到着。


外観の風合いがただものではない。


玄関先に無造作に置かれた段ボールやお酒のケース。大将の声が聞こえるようだ「おいおい、やっこさんよ。勘違いすんじゃあねえぞ。うちは見た目じゃなく、味で勝負してんでさぁ!」と。


数年は破れたまま放置されてるであろう暖簾。大将の言葉が聞こえるようだ「オレは寿司をつくること以外、さらさら興味はねぇ!」と。ますます期待が高まる。


昭和にタイムスリップしたような雰囲気と雑多な感じに、何やらホッとする。


鮨好きを公言して15年。こちらもそれなりに寿司を食ってきた人間だ。いくら院長先生のご招待だからって忖度なく批評させていただく。


ほう。刺身か。白身から中トロ、季節のものまで、今日のスタメンの仕上がりぶりを最初に一発カマしておくという大将の狙いだな。これはこれで、こちらの店の『全貌がわかる』。


『全貌がわかる』といえば、ほりべ歯科様のウェブサイトではフロアマップを作らせてもらった。チェア台数が16台もある大型歯科医院。入り組んでいて「よく迷路みたいと言われる」とのこと。そこで医院を俯瞰できるフロアマップを制作。そこに働く人や患者さんを配置し、ほりべ歯科様のハッピーな雰囲気を表現。パンフレットなどに活用できる。


こ、これは!?二品目に衝撃的な御仁がおいでなすった。この煮魚、なんの魚かわからないがめちゃくちゃ美味い。いや、しかし、見た目がとんでもなく『個性的』。


『個性的』と言えば、ほりべ歯科様のウェブサイトでは、アイコンを個性的にした。歯科医院のサイトではアイコンを使ってわかりやすく診療メニューを表現するのが定石だが、どのサイトでも同じような見た目になってしまいがち。そこで、メニューを探す時も楽しんでもらえるように立体的にして個性的なアイコンに仕上げたというわけだ。


おお、次は中トロ。ついに大将も本気を感じる「他の寿司屋には行かせねえ。それくらいの記憶をオメーのその舌に叩き込んだやんよ」と言わんばかりの旨さを容易の想像できるビジュアル。よしんば食べずにこの場を立ち去ったとしても食べた体(テイ)を保ったまま残された余生を過ごせる自信がある。そう思わせてくれる『わかりやすいビジュアル』。


『わかりやすいビジュアル』と言えば、ほりべ歯科様のウェブサイト制作では、専門的な歯科治療において、極力わかりやすくして患者様に理解してもらうためにビジュアルにこだわった。ウェブも寿司も同じだ。


そして、うなぎ。テリッテリに黒光ったその風貌。う、美味い。油のノリが良すぎて口の中でとろける。もう一度言いたい。油の『ノリがいい』


『ノリがいい』といえば、ほりべ歯科のスタッフ様たちの右に出るものはいないだろう。スタッフ紹介の写真もほりべ歯科様らしさ出したいので、それぞれ元気に思い思いのポーズをしてもらったのだが、躊躇なくノリノリでやってくれる。こんなことできるなら、そりゃ患者様も喜ばせることができる。口の中でとろけるノリの良さとはこのことだ。


制作後記

こんなハッピーなウェブサイトなかなかできない。

いくら綺麗な写真や綺麗な言葉で着飾ってハッピーに見せていても、今の情報が溢れたこの時代では、見ている人には全部バレていると思っています。「本当はそんなハッピーな会社じゃないんでしょ?」って。 我々は、ウェブサイトを作る時、できるだけ、そのクライアントのそのままの姿や言葉を表現するようにしています。 その正直な言葉や姿なら、必ず人に伝わると思うからです。 今回のほりべ歯科クリニック様の雰囲気は「ハッピーで明るい医院」。聞き飽きた口当たりの良い言葉だけど、これが嘘じゃない。「ありがとう」がいつもどこかで聞こえる歯医者さんなんです。 うちとしては、それをそのままデザインに落とし込むだけ。良い料理は、良い素材が大事。まさにそう思ったお仕事でした。 大阪で寿司を食べるなら「大吾」、京都で歯医者行くなら「ほりべ歯科」で決まりです。

クライアント ほりべ歯科クリニック様
コーディネイト 株式会社ラ・プレシャス
企画/構成 株式会社ヒトト製作所
撮影 Photopuree
デザイン 株式会社ヒトト製作所
開発 PEPE
制作期間 6ヶ月
公開日 2023-02-27
URL https://horibe-dental.com/

© Hitoto Seisakusho.