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ディープで新しい梅田の隣街『中津』のフリーペーパー制作はとてもHENで刺激的な仕事だった

Design Illustration

HENな街『中津』を紹介するフリーペーパーのデザイン


大阪駅の一駅となり街『中津』。タワマンもあれば、レトロな商店街があり、在住60年のおばあちゃんもいれば、気鋭の建築家もいる。閉店して数十年放置されたお店もあれば、その隣にモダンなお店もある。ディープで新しい街。そんな中津のタウン誌のデザインをさせていただいた。


ご要望は一点『尖りたい』


冊子のタイトルは『TheHEN中津』。タイトルからヤバい匂いしかしない。通常タウン誌といえば、綺麗な写真に若者がスイーツを食べているようなイメージだが、本誌には、そんな軟弱なコンテンツは一切出てこない。(vol.1に限る)あるのはHEN(変)さのみ。『尖った街だからフリーペーパーも尖りたい』とシンプルオーダー。それを素直に受け止め、およそタウン誌らしからぬ表紙デザインに着地した。


実際、中津はどんな街なのか 


梅田から御堂筋線で一駅というエグい立地の中津。地下鉄の駅を出るとさすが梅田の隣街だ。高層ビルがそびえる。


激変する中津を俯瞰『偏愛街歩きツアー』


中津を巡るなら偏愛街歩きツアー。グルメ情報を一切割愛した潔さ。まさに偏愛。変わりゆく梅田を間近で見ることができる。ここから少し中津の街を紹介していこう。


新らしくて古い。長屋とタワマンを拝める


新旧コントラストがえぐい眺望。これが中津がHENな街と言われる所以の1つだ。


一つ道をそれれば、それは懐かしい風景


ビルがあったかと思えば、昔懐かしい長屋の街並みが現れる。梅田の隣ということを忘れてしまうノスタルジー。


こんなディープな駅、見たことあるかね?


先ほどの近代的な地下鉄の中津駅とは違い、『これは幻覚か?オレ疲れてんのかな?』と、明日の午前休がチラつくほどの衝撃的な風合いで異彩を放つ阪急中津駅。ここは本当に梅田の隣なのか??これも魅力の1つなのは間違いない。


そんな中、古くて新しいスポット『キタの北ナガヤ』


中津の今を象徴するスポットといえばまずはここ。古い長屋を改装し、いろんなお店が入っていて、ホテルも併設された新しくて古い中津を象徴している場所。大阪メトロのCMのロケ地にもなっている名所だ。バッサーがここに来た事実。


時が止まったような『中津商店街』


中津に来たらここは外せない。中津商店街。屋根が抜けて雨を防ぐ気がないアーケードが特徴的なレトロ商店街だ。見たことがないほどディープでレトロなこの場所を写真におさめようと多くの人がおとづれるらしい。


忙しくて閉店した中華料理店


大正時代に創業したというインパクト抜群の中華料理屋さん。多忙すぎて閉店したのだろうか。まさに時間が止まったような風景。いまはこのお店を再利用プロジェクトがスタートしているそうだ。取材でこの多忙飯店を見つけたときは、購入して事務所にしようかと迷ったほど、クセが強く魅力的な物件だった。


そんなディープな商店街に、感度の高い人が集まりだした


レトロな商店街にポツポツ現れるモダンなスポット。古さを新しく感じる面白い場所に感度の高い人が集まり出した注目の商店街だ。


中津のランドマーク『西田ビル』


次は中津に中心に鎮座する中津のランドマーク西田ビル。建築会社のビルなのだが、ただのオフィスビルではない。中津のカルチャーを発信する地域に開かれた新しいカタチのオフィスビルなのだ。


 


地ビールが飲めるブリュワリーやトークイベントも


西田ビルには、他にも、トークイベント、コワーキングスペースなど。中津の情報発信基地になっており、人が集まり、地域に溶け込んでいる。


本誌の特集は『西田ビル』


本誌の記念すべき、発刊記念の第一号の特集はこの西田ビルだ。


 


制作後記

HENな街『中津』は古くて新しい

HENだよ。HEN すぎる中津。梅田の隣だとは思えないほど昔の風景が残っている街並み。新旧コントラストが効いた面白い街。大阪に来られる際は、駅でこの冊子を手に取ってもらって、ぜひ街を散策してもらいたい。2023年9月にはvol.2も発刊予定だ。ぜひチェックしていただきたい。

クライアント 「商都大阪」活性化推進事業実行委員会様
企画/構成 オルガワークス株式会社
ライティング 株式会社キャリアンヌ
撮影 岡田和幸
デザイン 株式会社ヒトト製作所
URL https://www.instagram.com/the.hen.nakatsu2023/?hl=ja

© Hitoto Seisakusho.